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今しか教えられないこと

2020年05月23日

 

NHK四国4局ネット「ギュッと四国」。

オンエア後「あんたはNHKにも出とるんか」と愛媛県内外から連絡が。

特に「朝ドラまではNHKつけとる」みたいな朝のルーティンの方々に

ご覧いただけて感謝。実は2ヵ月に一度程度、企画で携わっております。

その中で、東温市立西谷小学校の取り組みについて

コロナ禍で分散登校中でホントに大変な時期に、企画の趣旨に理解を頂き

「こんな時だからこそ現場の我々がどんな想いでやっているか知ってほしい」

と取材を快諾いただいた

個人的に10年来のお付き合いになる和家先生には、心から感謝します。

オンエアでは一言だけだったので(尺の関係があってすみません)

やのが取材させていただいて考えさせられた話の数々を。

 

まずこの3ヵ月弱。学校から子どもたちの姿が消えたという事実。

先生方も「自分達は何のためにここに居るのか」改めて考える時間になった。

だからこそ分散登校が決まった時に「大変だ」というよりも

「水を得た魚」のごとく、うつらない・うつさないために何が出来るか

目を輝かせた先生方から泉のようにアイデアが出たそうだ。

どうやったら子どもたちに学校や授業が楽しいと思ってもらえるか

仲間の有難さをより感じられるような雰囲気づくりができるか

授業ができない苦しさに比べれば「幸せな大変さ」。

先生方も「子どもたちとの時間に飢えていた」んだろうなぁと。

 

職員室にも独自の飛沫防止段ボールが登場していて

これも、待ったなし、マニュアル無し、の現場対応。

与えられたものを与えられたマニュアル通りにするのでは

到底間に合わないと、自分たちがまず動いてやってみて

自分たちが感染しないように、子供たち同士が感染しないように、

いろんなことを想定しながら物と気持ちを整えていく先生たち。

年間計画とか、カリキュラムとか、学習指導要領とか、それはそれで大事だが

何より一番大事なのは、目の前にいる子供がどういう状態にいるのか。

 

先生の言葉で最も印象的だったのは

「どうしても身体的な接触が制限され、距離をとることを推奨すると

子供によっては人とのかかわりを遠慮する、とか

人とのかかわりをせずに過ごすことが安全なんだという風に

単純にとらえてしまって

せっかく学校という社会生活の場で身につけなければならないことを

つけられずに流れてしまうのが一番怖い。

 

学習の遅れだとかいろいろなことはなんとでもなります、

それを教えるのが私たちの仕事。だけどこの時期に

子供同士に関わりの中で身につけなければならないものは

今しか教えることができない。

 

だから子供同士の距離感をどういう風に保っていくのか、

身体的な距離は保ちながら心の繋がりをどうやって

逆にこういう事態だからこそ強くしていかなければならない

そこのところが難しいし、大事な私たちの取り組みだと感じる」

という言葉。

・・・心が ぶるぶる揺さぶられた。

 

和家校長は、西日本豪雨のとき大洲市立平小学校にいらっしゃった。

私がハイエースに物資を積んでグラウンドに乗り付けた時のことを今でも覚えている。

ひとりじゃない

あの時も「学校が再開した、2学期が大変だった」と振り返った先生。

子どもたちの心の機微をしっかりと感じ取っていた先生。

大人が不安であったり、イライラしていたり、人を排除するようなことが

あってはならない、それは「子どもに伝染する」と。

だから私たち大人が焦ることないよと、こういうことに気を付けて、

こういう風にやっていけば必ず大丈夫だから、

それを信じてみんなで笑顔で乗り越えていこうねということを

徹底してしなければならない。

「だから普段以上に私たちは教壇に立った時に今まで以上に意識して

メッセージを発信し続けていく必要がある。

家でも社会でも、学校でも制限ばかりの子供たちが

せっかく仲間にあえる居場所を居心地よく守りたい」

 

教育とは「ふれあい」だと心から。

そして私たち保護者も一人の大人として「大丈夫だよ」を胸に

出来る限り子どもたちに触れ合うことの大切さを伝えたい。

こんな先生が愛媛の教育現場に居てくれていることに

何度も涙をこらえながらのインタビューでした。

貴重な教えをありがとうございました。

(ノーカット版をYouTubeにあげたいくらいですが(笑)

 いろんな制約がありますので、やの主観の取材後記として)

 

 

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今しか教えられないこと への4件のフィードバック

  1. 加地弘明 のコメント:

    やのひろみさんお久しぶりです。赤十字にいた加地弘明です。30年来の知人である和家先生から今日NHKで放送される連絡を受け拝見しました。短時間でしたが凄く心に響きました。そして、このブログも和家先生から送っていただき再感動です。和家先生は昔からめっちゃ良い先生です。ちなみにやのさんのインスタもハートしてますヨォ!
    やのさん、これからも色々な感動を発信してねぇ!

  2. cold/2でした。 のコメント:

    子供達と真剣に向き合うことの大切さを何よりも最優先されている姿に、感謝と感動をいただきます‼️とかく、上司や保護者、教育委員会等の顔色を伺いがちだと酷評されつつある現状の中、彼のような教育方針を視聴できたことは、元教員としても、後継者の育成に関わっている者としても、嬉しくありがたく感謝の言葉しかありません‼️やのさん、有難うございました❣️お二人とも頑張ってください‼️

  3. 前田 眞 のコメント:

    和家先生の言葉が身に染みます。1人に距離が安全を守るものは、たしかにそうなのですが、1人では生きられないのもたしかです。その間を埋めていくのが、新しい生活様式になっていくことだと思います。そこで生まれる工夫を積み重ねていくことで生まれていくものだとも思います。和家先生たちが、子どもたちとの間で生み出した工夫は、学校だけでなく地域でも求められるものだと思います。様々な示唆と共感をありがとうございました。

  4. タケダモトスケ のコメント:

    リックさせてもらいました。
    和家先生とは、ロープジャンプとランニングの友達です。
    事後承諾ですみません。まずければ、削除します。

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